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実行④美山笑点ハナレを自分達で作る。
前ページでも紹介していた、美山笑点裏小屋「通称スケルトンハウス」
2年前(平成27年)からの作業でこんな風に変化してきました。
写真① 3年前の小屋「瓦は外れかけていて、窓もまともに閉まらない」危険な状態でした。
平成28年にJTさんの事業を受け、瓦の張替え・壁の撤去・土間のコンクリ打ちを行い、
雨の日でもできる作業場として生まれかわりました。
作業者 美山未来つなぎ隊
写真② 壁を外し、床を外し文字通りスケルトン化
写真③ 危険な瓦を外す作業。
写真④ 新建材瓦を自分達で設置する。(軽さ重視、弱くなっている柱を守る為)
写真⑤ コンクリート土間にして作業しやすい環境を作る。
外装塗料はすべ墨汁。湿気とり、においとり、防腐剤代わりに使用。真っ黒になる。
1年目の作業第一期が終了。
平成29年度はスケルトンハウスに壁を作る。台風・雨風よけの為。
写真① 設計図では竹林整備で出た竹を壁に使用する。美山の地図を壁に入れ、様々な工夫を取り入れる。それを自分達で作る。
写真② 竹林整備で出た竹を集め、日干し。きれいな色と油抜きを兼ねて。
写真③ 竹を丁寧に1本ずつ、油抜き。これをすることで色のきれいさと
長い保存環境を作り出す。
写真④ 綺麗に油抜きされた竹はサイズ別に保管(天井が最適な保管場所)
写真⑤ 壁に使用されなくなっていた美山の地図を入れる。スタート地点になるような
小屋を目指す。
写真⑤ ガラスは再利用して明かり取りに、板を張り壁の隙間を埋めてゆく。
写真⑥ 油抜きしていた竹を2分の1に割き、それを組み合わせて上下開閉式の窓にする。
写真⑥ 下記のような窓が完成、これを大小3つ制作。
写真⑦ 少しずつ壁を作る。入口の上には竹でおしゃれする。
写真⑧ 無垢のいた部分はすべて墨汁を塗り重厚感を演出する。
写真⑨ 竹で作った窓枠をはめ、徐々に形に
写真⑩ こちら側の竹の窓枠もはめて行き。
写真⑪ もう一つ大きな枠をはめ込む、黒板用スプレーで、落書きが出来るようになっている壁が特徴。下の部分はテーブルにもなり、ベンチにもなる。
写真⑫ 上下開閉式の窓はこんな感じに開きます。風がとてもよく通る。
写真⑬ そして正面入り口に凝りに凝った扉を付けて、350時間をかけ、プロの設計士さんの助言をもらいながら自分たちの作りたいものを自分達で作り完成。
新しい名称は「美山笑点 ハナレ」としました。
写真⑭ 何十年と放置されボロボロになっていた小屋は地域住民の手で
「雨でも作業できる場所」となりました。
このような思いのこもった作業が出来たのも、
美山の為なら自由にしていいよと言ってくださった県外の高齢の所有者さん。
それを取り持ってくれた役場職員さん、公民館長さん。
綺麗にする為の費用を捻出してくださったJTさん。
そのJTさんにプレゼンし、事業を受けてくださったNPO法人いちごいちえさん。
設計・材料調達など様々な難題を解決し、指導してくださった、
ダリングデザイン株式会社のヨーコさん、赤塚君。
そして350時間の実働を本業を持ちながら空いた時間で手を抜くことなく頑張ってくれた
美山未来つなぎ隊の14名のメンバーに感謝いたします。
本当に素敵な「美山笑点ハナレ」出来ました。
僕らが作ったこの場所は、壊れても直せる技術力がついた、僕たちが管理します。
継続した管理と愛着を持つために「自分達でつくりました」
●もう一度、3年前の危険な小屋の時
●もう一度、現在の美山笑点ハナレ
JTさん、ありがとうございました。こんなに綺麗になりました。
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