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​美山未来つなぎ隊ってなに?

鹿児島県日置市東市来町美山にて居を構えるものや

ここで商売をするもの・美山を愛するもの14名で構成されています。

400年の歴史とモノづくりの伝統をずっと守り続けてきた土地。

少子高齢化・人口減少による担い手不足や、コミュニュティの崩壊予測は

誰も整備しなくなった空き家や耕作放棄地、荒れ果てた竹林など、

今まで地域全体として解決してきた事が、出来なくなりつつある現状を生み、

さらに差し迫る未知なる近未来では、交通・仕事と不利な環境となってゆく田舎では、

若者は地元に帰らなくなり、悪循環を生むと言われている。

田舎で生活をする僕らにとって、そして守るべき伝統がある地域にとって、避ける事が出来ないあまりにも大きな課題。

そういった課題を克服する為に知恵を絞り、汗を流し、そしてそれを楽しみながら継続する仕組みを作り、500年600年とまちを守り続ける為、しっかりとしたバトンを次の世代につなげる為に勝手に立ち上げた任意団体です。

中には料理人・庭師・農業・ガラス工房経営者・着物屋・デザイナー・陶芸家・地元を知り尽くしたもの・会計・計算のプロ・介護士・自転車乗り・美山の歴史に精通するもの・大学生、観光協会で働いていたものなど、様々な専門分野で活躍するメンバーがいます。

出来るか、出来ないかを決めるのは自分。

やるか、やらないかを決めるのも自分。

それを続けるか、途中であきらめるかを決めるのも自分。

続ける為にを常に考える、考えないのも自分。

それを誰かにつなげるのか、つなげないのかを決めるのも自分。

僕ら(美山未来つなぎ隊)の基本ルール

①本業・家族が最優先

(これを大事にしない奴は信用しない)

②いつでもなんでもどんな時もドタキャンOK

(理由は2の次・想いが同じなら出ても出なくても一緒)

(その人の考えや動きが必要ならその人にこちらが合わせれば良い)

(議事録は必ず出す)

③やるやらないは自己責任

(報告・連絡・相談は必ず行う事でみんなの動きに変わる)

④苦労はしても無理はしない。

(苦労はやればできる事、無理はできないのにやる事)

⑤自立・持続出来る団体となる。

(地域に関することで収入を得て、次の活動資金に回す仕組みを作る。)

(動いたメンバーには時給が発生する事とする)

(人件費以外の経費は基本、継続するための道具・設備・管理費にあてる)

〇美山未来つなぎ隊の活動紹介

平成26年12月 美山未来つなぎ隊を勝手に発足

      (美山地区公民館での美山未来会議がきっかけ)

平成27年  8月 美山版総合戦略を制作・提出(約10ヶ月かけて制作)

       (美山地区公民館と連名で鹿児島県・日置市に提出)

平成27年8月 美山PRビデオ制作

    8月 空き家清掃開始(のちの美山笑点)県・市・NPO・住民参加

    8月 空き家内装・外装・裏敷地の整備開始(のちの美山笑点)

    10月 美山に竹垣を作り始める。美山校区むつみ会・熟年会と共に

    10月 日置4町会議(温故知新日置会)設立 初代会長 松岡

    11月 県地域振興局と総合戦略による「誰がやる」を決める会

平成28年1月 鹿児島国際大学にて「美山のモノづくり」について講演・展示会開催

    3月 美山地区公民館 文部科学大臣賞 

    4月 第一回美山の朝マルシェ開催(クラフトマンビレッジ美山)

    5月 地域おこし協力隊 面接

    6月 魅力ある観光地づくり事業 公園整備計画の話し合い(県・市・地域)

    7月 地域おこし協力隊(美山観光協力隊)が配置される

    8月 竹炭窯補修作業開始

    8月 美山小学校教諭へフィールドワーク ※毎年開催

    10月 美山地域竹林整備についての話し合い。

​    11月~翌年2月末 竹林整備 3141㎡ 完了

​      鹿児島県きれいな観光地づくり賞受賞(美山地区公民館)

平成29年6月 美山限定切手「届けよう美山。」製作開始

    6月 美山竹炭・木炭・竹塩・竹ほうき制作

    7月 美山CMプロジェクト 日大芸術学部とともに お手伝い

    8月 美山切手プロジェクト 地域住民ドローン撮影 

    8月 美山笑点裏小屋スケルトン作業場へ改修開始

    9月 鹿児島県事業「タケノコ生産者養成講座」4名受講開始

    10月 美山CM「美山にはたりないものがある」完成・披露

    10月 美山限定切手完成 販売開始

    10月 スケルトン作業場&倉庫完成 美山笑点周辺すべての作業が完了

    11月~翌年2月末 竹林整備2年目3998㎡&1年目整備場所管理 3141㎡ 完了​

平成30年2月 住民が行う「竹林整備」が認められ、

       平成29年度鹿児島県森林・林業功労者賞を美山地区公民館が受賞

    3月 木炭・竹炭製作

    4月 地域商社合同会社 美山商店 設立 (つなぎ隊一部メンバーも出資者)

    5月 竹林管理作業

    6月 30年度竹林整備場所 検討

    7月 JT事業 地区公民館内ベンチ補修&制作 5台

    8月 JT事業 散策用杖製作 60本

    7月~9月 美山笑点ハナレ 製作 完成(製作時間350時間)

    10月 30年度竹林整備 3200㎡開始 3年トータル1万2千㎡となる。

​    11月 美山未来つなぎ隊メンバー3名で「竹の全国大会」熊本へ出席

​    11月 美山窯元祭りで杖の貸し出しを初試み、多くの方に使用された。

    12月 門松用竹卸事業開始(鹿児島市内竹製品販売業者へ)

平成31年   1月 某団体敷地に依頼を受け、笹垣52メートル制作

    2月 かごしま人・まち・デザイン賞 歴史自然景観部門大賞受賞

    2月   竹炭・木炭・竹炭塩制作

    2月 30年度竹林整備 3200㎡完了 (トータル12000㎡完了)

    3月 つなぎたい農園開園(所有者さんの許可を得て耕作放棄地を借りる) 

​    3月 つなぎたい農園6名の借主で様々な野菜を育て始める。

令和元年5月 美山のみんなで令和を祝う会開催(美山未来つなぎ隊・むつみ会主催)

      ※竹灯籠500本展示・平成を振り返るビデオ鑑賞・住民みんなでカウントダウン

       ※南日本新聞に竹灯籠で制作した令和の文字が大きく掲載される。

    5月 鹿児島県三反園知事竹林整備場所視察(人まちデザイン賞)

    7月 日置市市報 竹林整備特集記事掲載

    8月 令和元年度「ふれあいの森林づくり」全国表彰 理事長賞受賞

    11月 竹林整備4年目事業開始(2200㎡)

​    12月 全国育樹祭 緑化功労者賞授賞式参加(9名)

    

   美山未来つなぎ隊のメンバーは元々は地域活動に消極的だったメンバーが多い。

  その理由は、地域活動のほとんどが土日祝の一般的なお休みであるため。

  

  メンバーは個人事業者や土日祝が稼ぎ時の仕事を持つ人が多く、イベントや清掃は

  ほとんど参加できなかった。その為地域住民との交流が出来ず、申し訳ないと

  心を痛めていた。

  

  そんな中で、自分達も美山地域の為に何らかの役に立ちたい。じゃあ何かしよう。

  自分達が動ける時間で地域に貢献出来る事をしようと今に至っている。

  その為にまずした事は、地域の勉強。

  何かしたくても、何をしていいか?わからなければ動けない。

  歴史・史跡・街の良い所・課題・理想・高齢化率・人数・子供の数・空き家問題

  放置竹林問題・街灯問題・道の歩きやすさ・観光地としての魅力・課題など。

​  そして勉強して自分たちの中で課題や理想が明確になった。

  でも、それだけでは、勝手に何もできないので、

  やりたい事をやってよいか?という相談や

  動き出してからの経過報告をしたい思いがあり、

  毎月行われる地区公民館の役員会に参加させてもらい、

  現状どのようにこの地域が動いているのか?どのような形で決定させているのか?

  現状どのような課題で困っているのか?を見せてもらい勉強させてもらいながら、

  自分たちの活動の報告・連絡・相談もさせていただいた。

  この役員会に参加させていただけた事は非常に重要で、現在の活動自体が出来て

  いる事も役員会に参加させていただいたからだと思ってます。その段取りを

  してくださった、前支援員の白石さん・前館長の石川さんには、ご迷惑をかけ、

  大きな後ろ盾にもなっていただいた。本当に感謝しています。

  そのような人たちがいる事がここ美山の最大の魅力です。

​  美山の地域の皆さんの温かい目のおかげで堂々と一生懸命、地域作業が出来てます。

  美山を未来につなぎたい。先輩からの教えを僕らは次の世代へつなぎたい。

  そんな活動をしているのが、美山未来つなぎ隊です。

  

  

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