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◆計画に基づいた実行②空き家再生

​2015年9月 美山メインストリートにある廃屋(空き家)を地域住民で清掃

所有者は関東にお住いの高齢のおばあさん。元々は豆腐屋さん。

清掃・荷物の撤去・改修・その後の使用許可を公民館を通じ契約。

​所有者の方も管理できずとても気にしていた。美山の為ならと快諾。

​カズラが家の中。外にびっしりと根を張る

​内装はほとんどの木材が腐れかけていた。

​裏側から見た廃屋。数十年手入れされていなかった。実はこれでもきれいにした状態、実はもっとすごく、建物が見えないほどの木々が庭を覆っていた。

​裏側から見た廃屋の裏庭・右は五右衛門風呂。左は小スペースの住居跡。

美山に住む男手で、裏庭の清掃伐採と竹垣制作作業。多くの住民が自分事として作業

綺麗な竹垣が完成。全く違う雰囲気に心が躍る。

第一段階・裏庭整地・内装・外装の第一段階終了時に記念撮影。

​参加者はNPO法人結の村人さんを筆頭に美山の店舗・婦人部・熟年会のみなさん。

​裏側にある。通称裏小屋・現在スケルトンハウス

​もちろんここもきれいにします。2017年8月開始 JT補助事業

小スペースの住居の中はぼろぼろに・・・

​住居跡を住民が雨の日でも作業が出来る壁なしの作業スペースへ、倉庫付き(夢)^^

​壁と床・天井の木材をはがす作業中

​崩れかけていた屋根瓦の撤去作業。作業者素人、指導者建築のプロが立ち会ってます。

​新建材瓦を使いみんなで気を付けながら作業しました。JTさんによる補助金が予算

​防腐剤効果が期待できる「墨汁」で壁・柱・内装は真っ黒に^^渋くなりました。

屋根前中央の白黒緑のマークは美山のシンボル・白薩摩・黒薩摩・竹林の三色

​土がむき出しだった、足場は生コン入れてコンクリ土間に・・

​大事な所はプロの左官屋さん、間近に見るとやっぱり職人さんはすごい!

完成後の全体写真。左がスケルトンハウス。中央が美山笑点・右がパーゴラ。

竹垣に囲まれ、荒廃しきっていた場所とは思えないほど。

たった2年で汗をかく住民と知恵を貸す行政・NPOの方々の力でここまで来ました

​もう一度、2015年9月の写真を・・・改めてすごい。

​そして竹垣も今では美山の街の顔になってます^^

​上の写真の3年前はこれでした( ;∀;)

そして「空き家」から「美山笑点」という呼び名に変わり、

​イベントでは総合受付や、休憩所として利用されるように^^

通常時は、小学生が書いてくれた書道の文字が来てくれた人を和ませてます。

​ここは美山観光協力隊の事務所になっていて、土日は貸場所としてイベントで使われます。

2015年9月の段階では下のような状況、観光地としても、居住地としても、あまりにも景観・安全を害していたのは言うまでもありません。

 

しかし、所有者が県外にいる・施設にいる・触って責任が持てない。

様々な理由で、手を付けられない、

 

同じような空き家・空き地は全国に多い。

美山が出来た理由は、まず、地域が声をあげた。

それを行政が受け止めた。

できる事は自分達でやった。

 

誰かがやるんじゃないか?では何も進まない。

「誰もしないなら、自分がまずできる事をする」それが結果となり、

ここに行きついた。

 

もちろん、一人では何もできない。

少しづつ各々ができる事をすればいいと思った。

ちゃんと目を背けず、話し合いをすれば、

みんなが同じ想いを持っている事がわかる。

まずはそこからなんだと、この事業を通じて、思いました。

現在の美山笑点

そして、こういった活動や自分達で作ったものを、「守りつづける」がとても大事。

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